星期五, 5月 27, 2011

いよいよ

春菜:前に、知り合った、男の人のことなんですけど
   その人とは
   初対面で いきなり ケンかに なっちゃったんです。
   お前みたいな女は 最低だとか 言われて。

純平:初対面でですか?

春菜:初対面で。
   相当 頑固で  
   こうだと思ったら 突っ走っちゃうような人だったから。

純平:厄介な タイプですね。

春菜:いつも 一生懸命なんです。
   自分のことよりも
   相手のことを 思いやって 気に掛けるような人で。
   目の前の人を 幸せにするために 必死で。
   そのためだったら 自分の気持ちもずっと 隠し続けてきて。

純平:あの。

春菜:その人に 言われたんです。
   好きだって。
   好きだって 言われたんです。 その人に。
   いきなりで。
   まさか そんなこと 言われると 思ってなかったから。

純平:あなたのこと 困らせてるんですね その人。
   迷惑だったら 断っちゃっても。

春菜:違います!
   違うんです。
   初めて 気が付いたんです。
   わたしが 今まで
   その人に 何でも 相談してきて。
   それが 当たり前に なってたことも。
   でも ずるいと思うんです。
   今になって その人の優しさに 気付くって
   ずるいと思います。
   でも わたしも その人と見る 景色が すごく 奇麗で。
   その人と食べる ご飯が すごく おいしくて。
   その人と過ごす 時間が すごく 楽しくて。
   だから。

幸せになろうよ - 第6話


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